入れ歯型USBが人気ですという話

一昨日、自分のFacebookには投稿したのですが、

当社で販売している入れ歯型USB(もしくはUSB型入れ歯)が人気です!

と、いっても、イタリアから問い合わせが入ったというだけの話なのですが笑

 

先の投稿を見ると、これ、2014年9月ですから約1年半前のことなんですね。

そして、この入れ歯型USB、現役で私使っております。

お会いした方にはコンフォートの説明をする時に唐突にカバンから入れ歯を出してお見せしたり、

「前歯外してみてください」「えー!なにこれー!」と、飲み会の席では鉄板ネタとなっております。

ま、こういうことをしてでも入れ歯をより身近なものにできればなと、本気で思っております。

ひと目を引く、話題をつくることが「入れ歯をアタリマエ」の第一歩ですからね。

そういう意味では今回イタリアからお問い合わせいただいたことも嬉しい限り。

ちなみにこちらの入れ歯USB、アメリカのGeneus or Stupidっていうサイトでも紹介されたこともあったり(ただ、写真が無断転用されたいただけなので、うちのリンクも社名も無かったのが悔やまれますが)と、面白がってくれる方は世界にはいるんだなと。それだけで満足。

 

そして、味を締めて、第2弾として、入れ歯型ルーペも発売したのでした笑

こちらの入れ歯型ルーペ、入れ歯専門ハイライフグループのデンタルオフィス日本橋にて現役に使われております。ご来院いただいた患者さんが雑誌読む時とかに便利ですよ。

そしてそして、どうせここまでやったんだったらと、チラシも作ってもらって愛媛の学会で配布&特別価格で販売してみたり(売れませんでしたけど)。その時の様子はこちら

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遊んでいるように見えるかもしれませんが、はい、半分遊びです!

でももう半分は、入れ歯×◯◯でなにかオモシロイしかけができればと思ってやっています。

歯科業界の人には入れ歯(義歯)って馴染み深いものですが、一般の方にはとても縁遠いものです。

メガネと同じように入れ歯にも市民権が得られるようにというのも当社の思い。

実はそんな高尚な思いをもってこんなこともやっているんです。はい。

 

これらは、当社の技工士にお願いして空いた時間に作ってもらいました。

歯科技工士って凄いですよね。ものづくりができるってホント尊敬します。

肝心のイタリアからの問い合わせですが、受注にいたったかどうかはまだわかりませんが、売れるといいな。

ちなみに、

入れ歯型USBのスペックはこちらを、入れ歯型ルーペのスペックはこちらをご参照ください。

割りと気の利いた商品となっております。

全てに対応しようとしてはいけないよという話

昨日と一昨日の会議や面談などを通じて改めて思ったこと。

うちのメンバーはみんな真面目だと。そりゃトップが生真面目だからそうなるのも(以下略)

真面目さゆえに起こる課題があります。お客様の全ての要望に答えようとしたり、全ての事象を一つの仕組みで回そうとした結果、逆に手間を増やしたり無駄を増やしたりしていることがあります。

 

営業とのミーティングでこんなことがありました。

A先生は◯◯の時が困る。だからコンフォートは使いづらい・・という。

B先生は☓☓の時どうしたらいいかわからないからコンフォートはちょっとね・・という。

それを聞いた営業は、◯◯や☓☓を解消するためにどうしたらいいか?・・・と考えてしまう。

お客様である先生のご意見を聞く、ご要望に対応することは決して悪いことではないのだけれど、今回のケースではそもそもおそらくA先生もB先生も最初からやる気ないよと。

◯◯やXXといった現象は確かに先生方のネックになる場合もあるけれど、もしA先生やB先生が「やりたい!」と熱望していたら、逆に「◯◯の場合はどうしたらいいの?」「XXの時はどうしたらいいの?」と、やることを前提にしてその解決策やアドバイスを求めてくるはず。

でもそうではなくて、◯◯やXXを「やらない理由」にして断っているだけの話であって、◯◯やXXを解消したとしても別の理由をもってきて「今度機会があったらね」で終わる確率がかなり高い。

それに対して◯◯やXXの解消法を色々考えてそれに対応しようとするのは、時間的にもパワー的にも無駄だし、本質は、A先生やB先生をファンにすることであって、それができていないこと、どうしたらファンにできるかを考えるほうが大事だという話をしました。

 

すると翌日、社内の仕事の回し方の中でこんな話がありました。

入ってくる仕事が多種多様なケースがあって、そのケースバイケースの対応が自分では判断できず、判断できる人に聞かないと仕事が先に進められない、たまに判断できる人が見つからずに仕事が滞留することがある・・なんていう話。

どこにでもありそうですよね。こうした課題。

でもよくよく聞くと、90%の仕事はルーチンで回せて、10%のイレギュラーのケースについて、それを現行のシステムに乗せようとするとその判断を仰がないと全部が動かせない・・といったことのよう。

これまた、全てのケース、全ての事象をひとつのシステムに「乗せよう」とするから複雑になるし、90%には無関係な仕様が付与されたりしている。これもまさに無駄。

1つの仕組みで回せたらそれは楽かもしれないけれど、世の中イレギュラーだらけ。

なんか仕組みに乗せることが目的化していて、本質である仕事を早く回すということが抜け落ちてしまっているように思いました。

90%はルーチンで回し、イレギュラーな10%はイレギュラーなままでどう早く回すかを考えたほうが仕事は早く動かせるけど、全てに対応しようとするから逆に90%の通常ケースに面倒を引き起こす。

こうしたシステム的な話でいけば、持論ですが80%に対応していればOK。20%は手書きメモだろうとなんだろうと、システムに依存しなくても対処法はあると思う。そして、もしそれが完璧でなかったとしても、それによってご迷惑をおかけする確率っておそらく1%くらいなんじゃないの?と思う。

1%のリスクのために全体の負荷を高めたり複雑にしがち・・それが真面目さが陥る罠。

1%のリスクを許容することは決して失礼な話ではなく、全体最適の話。

 

そんなこんなで新たな気付きがあった会議&面談でしたが、両方に共通しているのが「現象」を見ているのか、「本質」を見ているのかで、その捉え方が変わるだろうなということ。

前者の「現象」はA先生やB先生がなにかの不満をもっているということ。

前者の「本質」は、A先生やB先生をファンにさせられていないということ。

そしたらファンにさせるためになにをするかを考えるのが正解であって、不満の解消は現象に対する対処でしかない。そこを対処しても別の不満は必ず出てくる。

 

後者の「現象」は全てのケースがシステムに乗らなくて困るということ。

後者の「本質」は仕事を早く回すということ。

「現象」に合わせてシステムに乗せることを目的化してしまうとシステムがより複雑化してくる。

仕事を早く回すことが本来の目的なのだから、イレギュラーはイレギュラーのまま対応した方が早い。

 

「現象」と「本質」。どっちを見て仕事ができているかでその後の対処も結果も変わってくるなと思いました。

 

 

 

新人を迎え入れるにあたって思うこと

いよいよ年度末。

うちは12月決算なので年度が終わるなぁという感じよりは、もう1Q終わりか!という時の流れの速さに驚くと同時に、4月に新人を迎えるワクワク感を感じる時期です。

自分が大学を出て社会人になってから早19年。当時の自分が42歳の先輩を見たら相当おっさんに見えていただろうなと思うと、今度は自分がその立場になっているかと思うとそら恐ろしい。

こっちは気軽に飲みに誘おうとしても、果たして当時の自分は42の先輩に飲みに誘われたら気軽でいられただろうか、いや、無理だったろうな笑

新人は直接俺が思い切り関与して育てるぞ−!!と息巻いているものの、それだけではなく会社全体で育てていくことが大事ですね。

ただ、前にもここでも書きましたが、4月に入ってくる新人達は、当社が新卒採用をはじめてまだ間もないので新卒2期目です。

1期目は人数も少ないので、年齢も立場も近い存在で頼れる「ちょっと上の先輩」が少ないのが申し訳ないところ。

それでもそんな環境でもあまり気にしないであろう、もっと別次元のことに挑もうという採用が出来たと思うのが2016年入社組だと思っています。それでもさみしい思いはさせるかもですけどね。なんとかそこは組織でカバーしていきたいな。

そして、彼らが先輩になった時は、下に入ってくる後輩たちにとっての「ちょっと上の先輩」になってくれること、そうして組織が回り出すのがあと数年後でしょうか。

そこからが当社の組織的変化が見えてくる頃なのかなと思います。

だからこそ、新人たちには早い段階で当社の「基準」を知ってもらい、身につけてもらい、さらにそれを高めてもらいたい。そして、その「基準」を来年以降「ちょっと上の先輩」として後輩にも伝えていき、リーダーになってもらいたい。入社前からそんなことを期待しています。

 

業務面では入社半年後にはもう一人前として前線張ってもらいます。

名刺には「新人」もなにも書いていないですからね。怒られながら、分からないながら、迷いながらも1日も早く自立自走して欲しいと思います。

他の会社・組織を知らずに当社に入社するから比較はできないけれど、まだまだ小さい会社だからこそ早い変化とやれる自由度がたくさんあるから、そこでどれだけ「自分」を出せるかで、仕事の面白さは何倍にもなれると思います。

下積み的な仕事も当然必要だしあります。プラス、自分で考え行動できる自由と機会もあります。

その環境をどう活かして、20代でどこまで高みに登れるかは自分次第。

5年後の当社の中心になるであろう新人たちが入社するのが今週金曜日。

迎え入れる物理的準備はまだまだ整っていませんが、精神的な準備は万端ですよ。

そういう意味でこの年度末、とてもワクワクする楽しい時期です。

 

THE SOFT LINING 初版完売いたしました

お知らせです。

2月21日に出版いたしました。THE SOFT LINING〜軟質リラインの本質〜(デンタルダイヤモンド社)の、初版2000部の当社の在庫がなくなりました。

多くの先生にお手にとっていただき、また多くの歯科ディーラー様、歯科技工所様にご案内いただきまことにありがとうございます。

現在増刷中ですが、年度末は印刷屋さんが相当混み合っているらしく、3月中旬には増刷をかけたのですが納品が4月11日(月)の予定です。2週間ほどお待たせしてしまう形になりご迷惑をおかけしてしまいます。大変申し訳ございませんがご理解賜れますよう重ねてお願い申し上げます。

今わかっている限りでは、Amazonであと4部あるようです。

あと、水道橋のシエン社様にも数冊残っているようです。

あとは、流通在庫として歯科ディーラー様がお持ちの可能性もありますので、歯科ディーラー様にお問い合わせください。

4/11(月)には当社に納品予定ですので、そこから先は欠品を起こさないよう気をつけます。

 

専門書ですから、1500部売れたら「ヒット作」と言われているらしい歯科書籍の分野において、発刊1ヶ月で2000部完売は嬉しい限りです。(ただ重ね重ね、増刷が売行きスピードについていっておらず申し訳ございません)

軟質材料の保険収載のタイミングも重なり、義歯の軟質リラインが大きく動き出そうというタイミングでのこの書籍ですから、1医院に1冊あったほうが絶対にいい本です。これホントに。

 

増刷分が届くのが4/11(月)。

少しお待たせいたしますが、先にご予約をいただけましたら確実にお届けいたします。よろしくお願いします。

 

カナダの高齢者、歯がない人58%もいるのか!という話

昨日、インターンシップの発表がありました。

このブログでもいつも報告していますが、毎回毎回「終わりました。よかったです」じゃあつまらないので、学生さんが調査し、考えてくれたビジネスプランの中で公開してもよさそうな話をここでも紹介していこうかなと。そして世界の入れ歯について皆さんにも興味をもってもらいたいなと思います。

今回挑戦してくれた4名の学生さん達、お疲れ様でした。

今回は1日短い4日間でしたが、その中でフィールドワークにも出かけ、断られたりしながらも生カナダ人33人にインタビューを敢行、アンケートを集めたみんなの行動力はとても素晴らしかったです。

テーマがカナダということで、情報はわりと取りやすかったかもしれません。

でも、情報が沢山あればあるだけ、どういった情報を選び、そこから事業プランを構築していくか・・まさにそこが市場調査からビジネス・プランニングの醍醐味だと思うので、その一端を感じてもらえたのかなと思います。

最後の発表では厳しい意見も出てきましたが、それはみんなを学生扱いしていない証拠。

たった1週間とは言え、会社のプロジェクトに本気で取り組む。それが当社のインターンシップなので、「学生の調べ事ではない」と冒頭に話した意図はそこにあります。

でも、その「基準」で仕事をしているのだということ、社会人になったら1年目だろうとなんだろうとその基準を求められるということを知ってもらえたら、それでいいんじゃないかなと思います。

 

そして今回の「カナダの入れ歯市場を調べ、コンフォート進出プランを考える」というテーマ。

カナダの入れ歯市場、とても魅力的ですね。

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まずはカナダの高齢化。平均寿命は日本とほぼ一緒。

高齢化率はまだ15%程度かもしれませんが(日本は25%)、今後2060年に向けて超高齢社会に邁進していくようですね。ふむふむ。やはり日本が進んできた道をカナダのような欧米大国でも進んでいくというのはとても興味深いです。

だからこそ、入れ歯ビジネスは超高齢社会日本でやっていることを他の国に横展開が可能。

当該国にしてみたら日本の超高齢社会の状態は「未来の自国の状態」であることですから、我々は今の日本の状態の中で事業を組み立て世界に拡げていく。世界の入れ歯屋になれる機会は十分ありそうです。

 

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もうひとつ興味深かったのが、カナダの高齢者(65歳以上)の方の58%が無歯顎者(歯が1本もない)とのこと。ホント!?これはとても興味深い。ここはもう少し深ぼってみたいところですね。

7人に1人が義歯利用者だということは、市場は十分ありそうです。

そして医療保険の問題からも、カナダは十分コンフォートが進出できる余地がありそうです。

発表の後の打ち上げの後、振り返りながら、海外展開のヒントがだいぶ練れてきました。

結構インターンシップで各国の状態や、学生のみんなからのアイデアなどからかなりヒントをいただいていて、今後のコンフォート、ハイライフの海外展開について、現実的かつ機動的な案がまとまりつつあります。

2016年、海外事業も増員し、4月にははじめての海外展示会デビュー(シンガポール)、当社の国際化の本当の意味でのスタートになる年になるかもしれません。

教育は積み重ねだという話

画像は歯の模型です。全部石膏を削りだして作られています。

カービングという、石膏を歯の形に彫刻をするものがあるのですが、それで作られています。

昨日、札幌デンタル・ラボラトリー様にお伺いした時に社長から今年の新人の教育の成果として、1年間トレーニングを積んだカービングを見せていただきました。写真のは複数人で課題外で取り組んで作り上げたものだそうですが、個々のカービングの技術も1年でここまで磨かれるのかと非常に驚きました。

教育担当の社員の方(技術向上委員長)もご紹介いただき、聞くと3年前に技術向上教育の必要性を社長に直談判し、やらせてくれと申し出てはじめたそうです。

毎日業務時間内の1時間、各自トレーニングの時間に当て、毎日まではいかなくてもその出来栄えをチェックしてフィードバックされているそう。ただカービングの技術を教えるだけでなく、理論をキチンと教えることで理解した上でそれを形にするという指導をされているそうです。

1日1時間でも250日あれば250時間。

積み重ねですね。ホントに。

 

そして最初の1年間に、基礎をキチンと学び、理論をキチンと学ぶとその後の伸び方が大きく変わることは想像に難くないです。

逆に最初の1年で基礎を学べないと、基礎を学ぶ機会を次に得るのはなかなか難しい。そういう意味でも最初の1年間で新人教育をどうしていくべきか、その後の3年5年の個々の成長を考えた時に入口でなにをすべきかについて大いに考えさせられました。

当社も4月に6名の新人を迎えます。

職種や役割は様々だし、どちらかというと戦力に「すぐ」成長をしてもらうことを期待及び要求していることも確かではありますが、基礎となる、仕事の取り組み方、考え方、品質などの「基準」については徹底して私が直接指導して共有していきたいと思います。

 

山賀社長はじめ皆様、昨日はありがとうございました。

日々積み重ねて技を磨いた新人たちも素晴らしいですが、そうした技術向上を自ら申し出て形にされ、結果として将来価値の高い人材をキッチリ育成されている技術向上委員会の皆様が本当に素晴らしいと思いました。

そしてそういうことを申し出て実行される風土、環境。勉強させていただきました。

 

積極的に動いているからトラブるという話

お客様に怒られたり、思った通りにいかなかったり・・・

今日もそんなことがありました。

不手際や注意が足りていなかったり、ちゃんと仕切れていなくてご迷惑をおかけしてしまったりと・・もちろんそんなことは無いほうがいいに決まっています。

 

でもふと思ったんです。これ、色々動いているからトラブったんだと。

動かなければなにも起こらないしトラブることもない。

最近仕事では新しいことが日々起こっています。それはとてもいい変化だと思います。一方我々も新しいことだからわからないことだらけだし、知らないことも多い。

そうなると我々の無知のせいだったり、配慮が足りていなかったりでご迷惑をおかけすることも出てきてしまうこともある。意図せずとも。

それを言い訳にするつもりはないけれど、そうして新しいことに動いた結果、トラブルの境界線を知ることが出来たのだから、次からはそうならないようにすればいい。お客様に迷惑をかけないための知恵を新しく得ることが出来たのだから、そう思えば今後同じ失敗はしなくなる。

お客様からのお叱りをいただいて、ひとつ賢くなれたと思うと、お客様に育てていただいているなぁと。有り難い限りです。

有り難いといえば、「難が無い」のは「無難」だと、ゴルゴの命の授業でも言ってましたね。

まさにその通りだなと。無難にやっても成長はなくて、新しいことに取り組んでその中で難があって、その難を経て成長できると。

ご迷惑をおかけするのは本来あってはいけないけれど、そのトラブルによって育てていただいた恩をその後ちゃんと返していくことが、かけたご迷惑に対しての正しい返礼なんだなと思います。