学習し続けることを求めるということ

ここのところ余裕がなくて久しぶりのブログ更新。

先週の土曜日、半期に一度の全社総会を行いました。場所は毎度の築地にある築地社会教育会館。

ここは借りるのも安く、しかもランチタイムは築地市場が近いので、長めのランチタイムをとって築地ランチを楽しめるという絶好のロケーション。

豊洲に移転が決まっている築地卸売市場ですが、その後この近辺はどうなるのでしょうね。

少なくとも場内にあるカレーの名店、中栄さんは、豊洲に移転した上で、築地場外に2号店と出すらしいという報告がありましたので皆さんに共有いたします笑

 

全社総会。当社では半期に一度全社員が集まって、会社の半期の業績説明と今後の方針の共有、昼を挟んで午後から研修をするというプログラムでやっています。

研修はここ数回は、TED(熊ではない)のスピーチをいくつか見て、その感想を全員に発表してもらったりなどもやっています。

 

今回研修で見てもらったのは「選択」に関する2つのスピーチ

ダン・アリエリー「我々は本当に自分で決めているのか」

 

バリー・シュワルツ「選択のパラドックスについて」

 

今は便利ですね。講師として誰かをお招きしなくても、世界中にとてもリッチなコンテンツが無料で見れます。共通のものを見て、メンバー1人1人がそこからどういうことを感じるのか、どう捉えるのか、1人1人の思考、捉え方、発表の仕方など、普段の仕事では見れない本人の素養・能力を垣間見ることができます。この研修を通じて、皆は皆で学ぶ場になり、私は私でメンバー1人1人のポテンシャルを知ることができ、とても有意義な時間になっています。

残念なのは、それぞれ事情によって参加できなかったメンバーがいたこと。参加しないと各自の学びの場がなくなることと、私がその欠席メンバーのことを知ることができないのが残念。だから次回からはなんらかの事情で参加できないメンバーについては後から研修の動画を全部見てもらい、参加したメンバーと同じように自分語りをしている姿を動画にとって提出してもらおうかと思いました。それくらいこの場は大事にしていきたいなと。

 

この「学ぶ」ということに最近得に拘っています。

会社も世の中も今大きく変わろうとしています。そうした変化に適応するためには、やはり学びはかなり重要です。

自分の担当部門以外のことであっても会社でどういうことが行われているのか、そしてなぜそれが行われているのかを知ることもとても大事だし、業界のイベントに参加してトレンドを知ること、自分の専門領域を深掘るなど、身近なところにも学ぶことはいくらでもある。

さらに自分の領域外のことを学んで自分の幅を広げていくこと。これもかなり重要。

そしてそれらは与えられるものではなくて、自ら取りに行くことであること。だからやらないという選択も出来てしまうからこそ、個々人の意識がとても大事。

そしてその個々人の日常の意識は日々の成長に確実に影響があり、個々の「存在」を形作っています。

 

大きな変化をする時に、誰が学びを積み重ねているか、そしてその学びが本人の血肉になっているかを知ることは組織で誰をどこにアサインするかを決める上でとても重要だと思うのです。それを確認するためにも全社総会での研修は今後さらに重要度を高めていきたいと思いました。

 

「深く」学ぶこと、「広く」学ぶこと、これらはその職種や役割によってどっちなのか、両方なのか、それぞれのウエイトがどうなのかは変わってくるでしょう。それはそれでいいのです。

そして、何かをみてそれに対してどう感じるか、どう思うかのその個々人の発表の中身はごまかしが効かないもんなんだなと、今回の皆の発表を聞いても思いました。

 

学び続ける集団であること、自分の能力を最大限に伸ばす情熱をもっている人の集団であること、そこを目指して妥協しないで組織づくりをすること。それが私の役目だなと改めて思った全社総会でした。

 

コアなファンが集まるとすごい熱量を生み出すという話

この週末は連休でしたが毎日なにかと忙しくしていました。

日曜日は、第1回のIRE-BAR(イレバー)を開催。

このIRE-BAR(イレバー)とは、入れ歯好きの歯科医師や歯科技工士が集まって、昼からお酒を飲みながら入れ歯談義をしようという企画。

毎回、入れ歯の先人である著名な先生や活躍している方をゲストとしてお呼びして、普段学会や講演会では聞けないようなお話をしていただくこともこのIRE-BARの特徴。

第1回の日曜は、東京歯科大学老年歯科補綴学講座の櫻井教授をゲストとしてお招きし、

その「お生い立ち」から「なぜ歯学部に進学したのか」「留学時代の話」「これから実現したいこと」などをお聞きしました。

普段聞けない話だったからこそ、すごい刺激的かつ面白いトークでした。

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第1回目ということもあり、どんな場になるかも皆さんよくわからない中で、「入れ歯好きが集まる」というワードで集まった方々の熱量はものすごいものでした。

第1回目が無事大盛況で終わったのは、ご来場いただいた皆さんのおかげの他ありません。次に充分繋がるという手応えが得られたことも私としてはとてもよかったです。

 

IRE-BARでは、お酒が入っているから話しやすいということもあるし、普段畏れ多くて近づけない、お声がけできないような方でも、この場は1人の「入れ歯好き」としてそこにいらっしゃるので、近づきやすい、話しやすいというメリットもあります。

先生同士の交流も盛んに行われ、「入れ歯」というキーワードでこうして初対面の、色々な立場の色々な職種の人が集まるとこうも面白い化学反応が起こるのかと、見ていてとても面白かったです。

 

なんでもそうかもしれませんが、スコープを絞ること。

うちで言えば「入れ歯」に絞ると、その領域に深い方々との繋がりができます。それ自体がものすごい繋がりでありその繋がり自体が財産になります。

人によって深さはいろいろですが、絞り込んだ領域に造形深い方は、その道の入口に立つ初心者やこれから学びたいという方に対してもとても優しい。

自分がハマっている領域に興味をもってくれている、これから深く学ぼうとしてくれているということだけでもとてもありがたくて嬉しい。だから優しく教えてくれるし、導いてくれる。

IRE-BARを見ていても、「これから義歯をもっと勉強したいと思うんです」という若手ドクターのお話に正面から聞いてくださっていたベテランドクターとの様子を見ていると、まさにそうだなと。これこそ損得無しの、「入れ歯」領域を盛り上げていこういうエネルギーでしょうか。

 

これはマイナーな領域だからできることなのかもしれません。「入れ歯」もある意味マイナーです。

でもそのマイナーな領域に集まる人達が生み出すパワーの強さを実感できると、超高齢者会で間違いなくこれからメジャーに変わっていくであろう「入れ歯」領域において、IRE-BARに集まった方々が今後中心になっていくのかなというたのしみができました。

 

IRE-BARは3ヶ月に一度の不定期開催!詳細はこちらからどうぞ。お申し込みは早めにお願いします!

次は9月25日(日)1PM〜4PM。この時間が嬉しいのが、飲み終わって外でるとまだ明るい!!

オペレーションなども多少見なおして、さらにパワーアップしたIRE-BARをお届けします!

 

 

口説くのに3日あけるなという話(採用の話)

昨日、「組織の作り方」というサイトのインタビューを受けました。

うちなんてまだまだ組織作りで日々悩んでいる日々で、まさに組織を作っている最中なので、そんないい話できないとも思ったのですが、友人の頼みでもあるし、会社でやってる100kmウォークのことなどを話せたらとも思って恥ずかしながらお引き受けした次第。

100kmウォークについては、これ、会社の研修でやるのはスゴくいいよという超推進派。「100kmウォーク企業研修普及委員長(勝手に)」としては、こういうところでお話させていただくのもいいかなと。

 

で、インタビューが終わった後、門前仲町にある馴染みのもんじゃ焼き屋「しげ留」にいって、色々を話をしていたのですが、話が採用の話へと。

そこで彼が言っていたのが、採用やっていた時「コイツは採用したい!」と思った学生に対するコンタクトを「この前連絡したばかりだから明日くらいでもう一回連絡してみよう」みたいな感じで3日あけたら怒られた。「おまえ、好きな子口説くのに3日も間あけるんかー?」と。

あー、なるほどと。それだ!とものすごく腑に落ちました。

当社のような無名の入れ歯な会社、まずもって「入れ歯」に興味がある学生なんて、歯科技工学校の学生以外皆無でしょう。

でも、そんな学生さん達の中から優秀な学生を採用するには、説明会への申込み、面接の日程調整、面接後の様子伺い、迷っている時の相談・・その時々で、どれだけこっちから蜜なアプローチができているか。ほぼこれだと話をしていてものすごく腑に落ちました。

そういえば自分が前職に採用された学生時代も、思い起こせば窓口になっていた社員の先輩(後からわかる採用担当だったと)と、自然とやりとりできる、なんでも話しやすいくらいの関係性が内定をもらう前から出来上がっていたな。それがまさに前職の採用担当者の技であり罠だったわけだ・・納得。

事務的に、説明会の連絡、面接の連絡、「どうだった?」と聴くだけ・・ではなくて、どれだけその学生さんのこと興味もって接して、近づけるか。

今期の採用活動、来年の新卒採用に向けていいヒントをもらいました。

 

2017春卒業、総合職であと1〜2名くらい。歯科技工士は2〜3名くらいの採用をまた続けています。

誰か!!蜜なコミュニケーション取りますからっ!

 

歯科技工士が減って本当に困るのか?という話

青森歯科技工士学校での会社説明会の帰りの新幹線の中です。

青森に行ったものの、今回は味の大西の味噌カレー牛乳ラーメンを食べれず。毎年食べていたのに。しかも今年は青森出身の社員が「それに納豆トッピングがいいんですよ」と。これまた「味噌」+「カレー」+「牛乳」+「納豆」・・しかもラーメン!!なんて複雑なんだ。そんな複雑すぎるお題をもらっていたのに行けなかった。挑戦してみたかった・・

 

今年も歯科技工士の採用のために全国の歯科技工士学校を回っています。

そして、どこの学校に行っても話になるのが、学生が少ない、このままでは歯科技工業界はダメだ・・という後ろ向きの話。

今日伺った青森歯科技工士学校さんも、今年の入学者が少なかったとのこと。

青森歯科技工学校は、学生のレベルも非常に高く、もちろん就職率も高い。環境も校風もとても素晴らしい学校で、ここ数年毎年伺っていても、他の学校が学生募集に苦労されている時でも青森は沢山学生が入っているのがすごいなと思っていました。その青森でさえ少なかったと・・

確かにそりゃそうなるかもしれません。大学全入時代において、まず専門学校を選択する学生が少ない。その上で歯科技工士を選ぶかどうかという中で、ここしばらく言われているような業界の就労環境が悪いだとかなんとかと、あまりいい話が出てこない。そうした情報は今はネットを通じて一気に高校生やその親御さんに伝わるわけですから、歯科技工を選ぶ学生が減ってきている世の中の流れはあるのでしょう。

悪い話は広まりやすいけど、いい話は広まらない。そうしたことも合わせて、まぁ、敬遠されがちな業種ではあるとは思います。こういう仕事として魅力ある話もあるんですけどね。

以前は1学年全国で4000人いた歯科技工学校の学生数が今は1000人ちょっと。1/4に落ち込んでいるわけですからそりゃそこだけ見ても業界としては衰退産業ですわ。

また、今の歯科技工士は50代以降の方が多い。つまり、あと10年もしたらその年代がごっそり抜けます。

若手がいない、ベテランが抜ける。歯科技工士はこれからもどんどん減っていきます。

歯科技工業界自体もその課題はずっと前から認識していて、「なんとかしなければいけない」という議論はたくさんされているのですが、「議論」の先がなかなか見いだせていない。そんなもどかしさを業界の中にいても感じます。

 

 

歯科技工士を目指す学生が減ることは、歯科技工学校にとってはかなり由々しき事態です。経営が立ちゆかなくなりますから。

でも、当の歯科技工士や、歯科技工所にとっては、人が減る=需要に対して供給が減るわけですからすごいチャンスの時代になってきていると思うのです。

もし仮に、国が今の歯科技工士減少トレンドから、海外技工や無資格者の技工を認めたとしても、「国内の有資格者にやって欲しい」という確固たるニーズは残るので、私自身は心配する必要はないと思います。逆にチャンスだと。

さらに、日本の歯科技工教育は世界的にみてもかなり高いものだと思います。国家資格としてきっちり勉強をし試験をしていますから。そうした職業訓練校としての歯科技工学校の卒業生が、もっともっと海外で日本の技工を伝える役割を果たせることだって充分できると思うのです。そう思うとまだまだ日本の歯科技工士の価値はホントに捨てたもんじゃないです。というか逆に充分な価値があります。

 

ただし、今の日本の制度上「国家資格者」でしか歯科技工が出来ませんから、そのためには歯科技工学校の存続をどう支えていくか。ここが一番の問題点。というか、課題はここだけのような気がします。

その制度自体を変えるほうがいいと私自身思っているのですが、それでも日本の歯科技工教育は残したほうがいい。世界に通じるコンテンツですから。その意味においても、歯科技工学校の存在はとても大切。

前述のように、歯科技工所はもし人が少なくなったとしても、その分絶対に値上げ出来るはず。いくらオートメーション化が進んでいるといっても、センスや知識の重要性を考えれば、国内できっちり勉強と経験を積んでいる歯科技工士の価値は上がることはあったとしても下がることはないですから。

だからあとは歯科技工学校をどう存続させるか。

もうこれは学校法人の問題ではなくて、なんだったら、歯科技工士を採用したいと思っている企業から一律でいくらか徴収してもいいくらいなんじゃないですかね。

その一律いくらかの支出で、歯科技工士を採用する「権利」を得るという。

あくまで「権利」であって、選ぶのは学生だから採用できないかもしれない。でもその拠出金がなければその土台にすら乗れない、そして採用時には1人いくらかを学校に支払うみたいな。

学生数に対して求人数が相当数来ている状況から見て、そっちからお金を取ることも考えていいと思います。というか考えるべきです。

本来採用する側の私がそんなコストが増えることをいうべきではないのかもしれませんが、そうでもしないと歯科技工学校が立ちゆかなければ最後困るのは患者さんであり、世界の技工業界なので。

日本の歯科技工士学校の教育水準を考えれば、国内だけでなく世界に日本の歯科技工を輸出することを考えれば、もう歯科技工の仕事の魅力を高校生に伝えて云々なんて話ではなくて、今のこの技工学校がしんどい時期を乗り越えれば、働いている歯科技工士の相対的な価値は確実に上がるはずなので、それがあがれば勝手に人も集まってくるんじゃないでしょうか。

 

今日も青森で先生が「先日も卒業生が入社してしばらくして辞めたという連絡があったんです。毎日夜中の2時3時までやって、もう疲れたと。2年間一生懸命勉強してそれだと悲しくなります」という話をしてくださいました。

その辞めてしまった卒業生にも伝えたいです。辞めちゃだめ。あなたの価値はこれから高くなるから、高く買ってくれる会社は他にいくらでもあるからと。

それにそんな就労環境を未だに強いてるところは申し訳ないですが、人がいなくても潰れてしまうのも仕方がないです。貴重な歯科技工士人材が働く場所ではないです。そこは。

その会社も生きていくためやっていることかもしれませんが、だったらどこかにマージされるほうがいい。

 

歯科技工士の国内外での価値は上がるでしょう。でも、その業界を支える専門学校をどう支えるか。なんかもうそこだけのような気がしてきました。どんなに安売りするラボがあろうとも、そういうところは長くは続かないですから、結局はきっちりしているところしか残らないと思うのです。

法制度が変わらない限りにおいては、世界の技工のためにも、企業が技工学校存続のためになんとかしないとなぁと思いながら、ハイボール3本目をあけたのでありました。

もうすぐ大宮です。

 

 

 

言い続けるとブランドが立つという話

なんどもここでご案内しておりますが、当社は入れ歯屋です。

入れ歯屋とは、歯科医院だとか歯科技工所とかいうククリだけではなく、とにかく「入れ歯」に関する事業はなんでもやろうというスタンス。

「入れ歯をアタリマエに」という理念を掲げ、高品質の入れ歯を提供すること、入れ歯がアタリマエという空気をつくること(ブランド)を達成するために日々取り組んでいます。

得に後者の「入れ歯がアタリマエの空気をつくる」ということは、いかに入れ歯が一般的なものなのか、入れ歯をただのグロテスクな医療用具だけではなく、身近なものにするにはどうしたらいいか・・それを楽しみながらやっています。

そして入れ歯屋であることを言い続けること。吹聴しまくること。そうすると「入れ歯と言えばアイツだよね」という我々自身のブランディングが出来てきます。

昨晩日本テレビ系列で放送された「遺産相続弁護士 柿崎真一」。第1話のお題が「入れ歯」。

ここで当社の歯科技工士が作成した入れ歯が使われ、当社が運営しているハイライフグループもクレジットで表示されました。

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ご覧になりたい方はこちらから視聴できますのでぜひどうぞ!!

 

とてもうれしいですね、こうして名前が出ることは。

そして、これも当社のマーケティング担当のMがメディアの方々、媒体の方々、代理店の方々などとのやりとりやつきあいの中で、「入れ歯と言えばMさんだよね」というブランドを獲得していて、お声がけをいただける関係性を作ったからこそのこと。そういうブランディングができていること自体がとても素晴らしい。

入れ歯というユニークな領域は、医療分野だからということもあって、あまりこうしたPR、マーケティングといったビジネス的な動きをする人や会社はあまりありません。

でも、当社は入れ歯をアタリマエにするためには、きっちり事業として、ビジネスとしてアタリマエにやられていることをやることでその理念の達成に近づけると思っていますので、こうしたビジネス側の方々との付き合いも深くあります。

そうした中で「入れ歯といえばアイツだよね」と我々が認知されることはとてもありがたいし、いわゆる一般市場に少し近づけたかなと思います。

 

まぁ、考えてみれば、どんな商品・サービスでも、お客様が広く受け入れていただいたものがメジャーになるわけであって、「こんないいものを我々は提供しているんですよ!」ということを伝えるためにマーケティングという武器が存在するわけで。

それはたとえ医療分野の入れ歯だったとしても、いいものを1人でも多くの方に届けるために、マーケティングやPRということを行うことは正しいことだと思っています。

 

今後も入れ歯道を突き進み、入れ歯といえばバイテックだよね、入れ歯と言えばコンフォート/ハイライフだよねと言ってもらえる不動のポジションを得られるよう頑張ります!