社会の不整合を正すという意識高い企業観

そういえば一切の写真を撮っていなかった・・

先週火曜日からの4日間、社長のカバン持ちインターンシップを行いました。

当社のインターンシップは4〜5人グループに対して経営課題を与え、1週間でプランを検討して最後発表するという形式のものなのですが、今回は時期的なこともあり、仙台から来たA君ただ1人の応募。

さてどうしようと思慮した結果、はじめての形として、ずっと4日間私にくっついて回って、会社がどういうことをしようとしているのかの全容をみてもらおうというインターンに切り替えました。

しかしこの時期に4日間学校を離れ入れ歯屋のインターンシップに参加しようというAくんの行動力はたいしたもんだと感心しましたね。

結果、自分にとっても学生にとってもいい4日になりました。

2018年新卒採用に向けて動き出した中、これまでの面談や説明会だけではわかりにくかった学生の考えが聞けたり(サンプル数1ですが)、Aくんに色々説教じみた話をする中で自分の中で学生に期待すること、求めること、こうあってほしいことが整理できたりとしたのがよかったかな。

3年生の今時期から就職活動を始め、仕事とは、就職とは、働くとは・・といったこともまだぼんやりしているであろうAくんにとっても、早い段階で社会人のリアルに触れられたことはいい経験になったと思います。

時期的なこともあり一番伝えたかったことは、

企業には社会的な使命があって、それを実現するために企業活動をしている。

ということ。

「なぜうちが入れ歯屋やっていると思う?」と学生に問うと、まず一番多いのは「超高齢社会でニーズがありそうだから」というような言葉。

ニーズとかウォンツとか、そりゃそうなんだけど、事業目的をそうした言葉で片付けてしまうことへの警笛というか軽さみたいなことからの説明から入ります。

「企業活動は社会の不整合を正すこと」。

なんだその頼まれてもいないのに勝手に自衛団やっているような意識高い感じはと思うかもしれないけれど、私はそう思っています。

そしてその価値観に共感してもらえて「自分は社会に対して何ができるのか?」みたいなところに意識が向けば、自ずと20代の過ごし方が見えてくる。そう思います。

もちろん企業や学生にも色々タイプがあるわけで、目的がそこではない企業も、そんなこと言わない企業もたくさんあるし、そんなことを求めない学生もたくさんいるでしょうけれど、うちはそう考えている、それだけ。

 

だからこそそうした思いに共感してくれる学生に出会うためには、とにかく伝える情報の量を増やさないといけない。でないとなかなかその思いが伝わらない。

これが企業名やサービス名が有名だったりメジャーだったりしたら、その説明をする手間がはぶけるんでしょうけれども・・・だからこそ小さい会社は採用でも苦労する。

そんな採用マッチングの適正化については人材サービス各社の皆さんの努力に甘えさせてただくとして・・・よろしくお願いします。

 

今回のインターンでは、Aくんにもそうした思いが伝わり、なんからの就業感にもいい影響を与えられたんじゃないかなと思います。

とても濃い4日だったと思いますが、インターンシップまだまだ募集していますので、興味ある学生さんはぜひ応募してみてください!

エントリーはキミスカのサイトからどうぞ!

タイトルや写真とは(あまり)関係なく、インターンシップの宣伝でした。

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企業は正しくありたいなと思ったこと

最近、DeNAの医療情報サイトWelqのパクリ問題を端を発し、各社の「キュレーションサイト」における記事のパクリ、ステマ・・色々ネットコンテンツの闇の部分が明るみに出てきていますね。

関連記事を色々読み漁っていると、ある会社に自社コンテンツをパクられたのを通告すると「うちはスタートアップだからお金が無い。指摘された部分を消すではダメか」と言われたとか(その会社はその後DeNAに30億で売却)・・笑っちゃいますね。

しかし一方でネットにおける自浄作用が働いたということでもあって、今後こうしたことへの監視の目が広く社会からなされて健全な状態に向かうと思えば、いつかは通る道だったんだろうなとは思います。

もちろん、そうやって社会から指摘されて炎上するまでの間に稼いだ金はどうなるんだとか、そうやってクロいことをやってボロ儲けしやがってみたいな感情はそれぞれあると思いますが、まぁ、そうまでして金を稼いだことをどう評価するかは各自の心持ち次第なのかなと。

私はそれだけお金が稼げれば羨ましいなぁという思いもありながら、自分がそれをやるかと言えばやらないから他の人のことは別にどうでもいいという感じ。

 

事業って会社って、やっぱり社会的使命があるべきだ思っています。

昔リンクアンドモチベーションの小笹社長が雑誌の記事で答えられていた「売上や利益は社会からの共感値」といったことを仰っていました。

この言葉は今も自分にとって大事な言葉になっています。

自社のサービスや商品を受け入れてくださるお客様が居て、その方がそれを買うのにお金を払ってくださる。当然損するものにお金を払う人はいないので、社会に受け入れられた総量が売上や利益として現れるということ。

そう思うと、うちなんて全然まだまだ共感されていなくて日々焦ってばかり。一方、今回のキュレーションサイトのように、他の人のコンテンツをパクってアフィで稼ぐとか・・・そうした会社が「売上」をあげているのをみると、ある面「社会からの共感を得ている」と理解するしかないよなと思いながらも、とても残念な気持ちになるのです。

 

でもそうしたことって結局長続きはしなくて、今回のようにどこかで騒ぎになって無くなっていくわけで。もしかしたら、そうなることをわかっていて、それまでの間に稼いぐだけ稼いで逃げるというスタンスもあるのかもしれません。ただ、自分はそれがいいとは思わないからやらないというだけで。

 

でも、やっぱり企業って社会への使命をもって、それを果たす器でありたいなと思うのです。

得に上場企業などはそれが大前提であるはずなのに、こういうことが繰り返し起こるというのは、なんだろう、なにか制度上の欠陥があるのかな。

 

ま、もちろんやるべきことをやるためには最初はどんな手段を使ってでも稼ぐのが正義という考えもまったく否定しません。お金がないと実現したいことができないし、実現するために必要な金を稼ぐというのもその通りだと思うから。

ただ、そのために人様に迷惑をかけてまでとか、小さい頃から育まれた感覚における「正しくないこと」をしてまでというのは個人的に嫌だというだけなのですが。

ま、そのガツガツ感の足り無さが自分の経営者としていかんとろこかもしれませんが、今後も愚直にやっていこうと思います。