カナダの高齢者、歯がない人58%もいるのか!という話

昨日、インターンシップの発表がありました。

このブログでもいつも報告していますが、毎回毎回「終わりました。よかったです」じゃあつまらないので、学生さんが調査し、考えてくれたビジネスプランの中で公開してもよさそうな話をここでも紹介していこうかなと。そして世界の入れ歯について皆さんにも興味をもってもらいたいなと思います。

今回挑戦してくれた4名の学生さん達、お疲れ様でした。

今回は1日短い4日間でしたが、その中でフィールドワークにも出かけ、断られたりしながらも生カナダ人33人にインタビューを敢行、アンケートを集めたみんなの行動力はとても素晴らしかったです。

テーマがカナダということで、情報はわりと取りやすかったかもしれません。

でも、情報が沢山あればあるだけ、どういった情報を選び、そこから事業プランを構築していくか・・まさにそこが市場調査からビジネス・プランニングの醍醐味だと思うので、その一端を感じてもらえたのかなと思います。

最後の発表では厳しい意見も出てきましたが、それはみんなを学生扱いしていない証拠。

たった1週間とは言え、会社のプロジェクトに本気で取り組む。それが当社のインターンシップなので、「学生の調べ事ではない」と冒頭に話した意図はそこにあります。

でも、その「基準」で仕事をしているのだということ、社会人になったら1年目だろうとなんだろうとその基準を求められるということを知ってもらえたら、それでいいんじゃないかなと思います。

 

そして今回の「カナダの入れ歯市場を調べ、コンフォート進出プランを考える」というテーマ。

カナダの入れ歯市場、とても魅力的ですね。

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まずはカナダの高齢化。平均寿命は日本とほぼ一緒。

高齢化率はまだ15%程度かもしれませんが(日本は25%)、今後2060年に向けて超高齢社会に邁進していくようですね。ふむふむ。やはり日本が進んできた道をカナダのような欧米大国でも進んでいくというのはとても興味深いです。

だからこそ、入れ歯ビジネスは超高齢社会日本でやっていることを他の国に横展開が可能。

当該国にしてみたら日本の超高齢社会の状態は「未来の自国の状態」であることですから、我々は今の日本の状態の中で事業を組み立て世界に拡げていく。世界の入れ歯屋になれる機会は十分ありそうです。

 

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もうひとつ興味深かったのが、カナダの高齢者(65歳以上)の方の58%が無歯顎者(歯が1本もない)とのこと。ホント!?これはとても興味深い。ここはもう少し深ぼってみたいところですね。

7人に1人が義歯利用者だということは、市場は十分ありそうです。

そして医療保険の問題からも、カナダは十分コンフォートが進出できる余地がありそうです。

発表の後の打ち上げの後、振り返りながら、海外展開のヒントがだいぶ練れてきました。

結構インターンシップで各国の状態や、学生のみんなからのアイデアなどからかなりヒントをいただいていて、今後のコンフォート、ハイライフの海外展開について、現実的かつ機動的な案がまとまりつつあります。

2016年、海外事業も増員し、4月にははじめての海外展示会デビュー(シンガポール)、当社の国際化の本当の意味でのスタートになる年になるかもしれません。

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